我が家の子ども達は小学5年生と3年生です。
振り返ってみると、「してあげたいこと」は山ほどあっても、忙しい毎日の中でできることは限られていたな……というのが本音です。
そもそも私はマメな性格ではないので、欲張らず「ゆるく、でもこれだけは」と絞って続けてきたことがあります。
今回は、通塾が本格化して「あの時やっておいてよかった!」と実感している【入塾前の仕込みポイント】(と後悔していること)をまとめました。
入塾を検討されている方や、低学年のうちに何をすべきか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
学習の仕込み
1.【国語】すべての根幹!「読解力」の土台作り
入塾して驚いたのは、テストで出題される文章の圧倒的な長さです。
我が家では以下について取り組んでいたので、長文を苦にせず読み切る力をつけるため、我が家で取り組んだのは以下の3つです。
①読み聞かせ
佐藤ママメソッドを参考に、0歳から絵本の読み聞かせをスタートしました。1日10冊は難しくても、とにかく「毎日」を意識し、「くもんの推薦図書」をベースに年齢に合った絵本を選んでいました。
[参考]くもんのすいせん図書: 読書と読み聞かせのすすめ | 公文教育研究会
②「親が種をまく」本選び
子どもが一人で読書を楽しめるようになってからは、本選びに少し工夫を加えています。
【種まき1】子どもが好きな本
まずは「読書の楽しさ」を優先。キャラクターものなど、本人が夢中で読む本です。
▽息子が大好きな「名探偵コナン」シリーズの文庫本。
【種まき2】読んでくれそうな本
好きなジャンルの延長線上で、少しだけ語彙レベルを上げた本を投入します。
▽名探偵コナン好きな息子へ。このシリーズは「シャーロック・ホームズの冒険」からがおすすめです。
【種まき3】いつか読んでほしい本
中学受験の物語文に出そうな日本文学など「今は読まなくても、いつか手に取れば」という願いを込めて、さりげなくリビングに置いておきます。
▽くもんの推薦図書にもなっている、日本文学の金字塔。
結局、読まずに埃をかぶる本もたくさんありますが、「家の中に常に本がある環境」を作ったことが、今の長文読解への抵抗感のなさに繋がっていると感じます。
③ くもん教材の活用
3歳から始めたくもん教室。中学受験塾のひねった問題とは違い、シンプルに答えを「本文から抜き出す」のが特徴です。
「本文の中に答えがある」という読解の基本を学ぶには、これ以上ない教材だと思います。また、スモールステップで進むため、自分では選ばないような幅広いジャンルの文章に低学年から触れられるのもメリットでした。
2.【算数】できて当たり前!速さと正確さの「計算力」
入塾後は「計算ができる前提」で授業が進みます。速さと正確さは必須。計算力がなければ中学受験の土俵にも立てません。とはいえ我が家の小5男子は「早いが雑」で苦戦中です…。
①くもんの活用
くもんの算数は「作業」として毎日淡々とこなしました。分量の調整がしやすいので、学習習慣をつけるのにも最適です。
②自作の一桁計算プリント

佐藤ママの教えにならって、自作の一桁計算プリントを大量に印刷し、息子が幼稚園〜低学年の頃、勉強開始前のウォーミングアップとしてひたすら取り組みました。
佐藤ママ曰く、「一桁の足し算はすべて 1+1=2 と同じスピードで答えられなければならない」とのこと。地味な作業ですが、この「当たり前の精度」を上げたことが、入塾後のスピード勝負で効いていると実感しています。
3.漢字はもっとやっておけばよかった…!
こちらは現在進行形の反省点です。
5年生の息子、漢字に大苦戦中です…。
くもんの国語でも漢字は出てくるので、それで事足りていると思っていましたが、実際は「その場では書けても、テストでは出てこない」という定着の甘さが露呈。低学年のうちに、せめて学年+1年分くらいの貯金を作っておけば……と、過去の自分にアドバイスしたいです。
▽現在は「漢字マスター一〇九五題(日能研ブックス)」を毎朝のルーティーンにしています。1日3問ずつの構成なので、我が家は「毎日2日分(計6問)」をノルマに。
4.【社会】遊び感覚で「日本地図」を完璧に
地図は「勉強」として暗記を始める前に、日常の遊びに取り込むと楽です。
①パズルの活用
「形」だけで都道府県名を問われる問題もあるので、場所だけでなく形も覚えられるパズルがおすすめです。遊び感覚で触っていただけなのに、いつの間にか形を完璧に覚えていて驚きました。
▽くもんの日本地図パズル、我が家では自宅だけでなく実家にも常備。
▽日本地図をマスターした流れで世界へ。こちらもセットで持っています。
②お風呂ポスターや旅行雑誌の活用
特産物や山脈、河川などの知識は、お風呂ポスターや旅行雑誌を活用。生活の一部として、自然に目に入る環境を作っています。
▽こちらの日本地図ポスター、山脈や河川まで網羅されていて見やすいので、宿題中に調べたい時、わざわざお風呂場まで確認しに行っています。地理資料集よりも圧倒的に見ているかもしれません(笑)
▽佐藤ママもおすすめの1冊。次の旅行先を相談しながら眺めています。
5.「学習漫画」をフル活用
我が家は「娯楽の漫画」は原則置かない方針ですが、「学習漫画」は別格。 本棚には、塾の先生も推奨するラインナップがずらりと並んでいます。
① 歴史:親より詳しくなる「最強の自習ツール」
日本の歴史・世界の歴史は、低学年のうちに漫画で「流れ」を掴めました。
▽日本の歴史(小学館版) 佐藤ママおすすめのシリーズ。これを読み込んだおかげで、息子は今や親より歴史通。2026年大河ドラマの『豊臣兄弟!』にもどっぷりハマっています。
▽世界の歴史(集英社版) こちらも佐藤ママ推奨の定番。
② 語句・国語:テストの得点源に!
「勉強」として覚えるのが難しい慣用句やことわざは、学習漫画にお任せです。
▽ちびまる子ちゃんの満点ゲットシリーズ (慣用句・ことわざ・四字熟語など) 4コマ漫画が普通に面白いのに、載っている語句のレベルは意外と高いです。これのおかげでテスト時にかなり助けられました。
環境・マインドづくり
6.「中学受験は当たり前」という空気作り
我が家がある東海地方では、首都圏に比べると中学受験はまだ少数派です。だからこそ、低学年のうちから「うちは受験するのが当たり前」という空気感を作ってきました。
親が迷いを見せない「毅然とした態度」
子どもが「みんなと同じ中学に行きたい」と言った時には、「高校になればどのみち離れるんだから、うちは一足先に別の中学に行くんだよ」と迷わず伝えています。親がブレないことで、本人も「そういうものか」と納得しているようです。
「塾=楽しい」の先回り
新4年生からの入塾でも間に合いますが、我が家はあえて「お楽しみ要素」が多い2年生から通塾を開始しました。人見知りな娘は、少人数のうちに環境に慣れ、お友達を作る期間が持てたことがスムーズなスタートに繋がりました。
7.ゲーム・YouTube・漫画との「メリハリ」ルール
入塾後に確実に衝突するのが「娯楽との付き合い方」です。勉強が忙しくなってから禁止にすると子どものストレスが爆発するため、低学年のうちに我が家なりのルールを固めておきました。
我が家の基本方針は「メリハリ」です。自宅では基本的にタブレット、ゲーム、娯楽の漫画(学習漫画は除く)は禁止にしています。その代わり、抜け道やご褒美も用意しています。
祖父母宅では解放: 近くの祖父母の家にゲームや漫画を置いてあり、そこに行った日は1日中やってOK!
お友達と遊ぶ時は解禁: お友達と集まってゲームなどをするときは特別にOK。
佐藤ママも「『1日〇分』という小出しのルールは子どもには守れない。それなら『日曜日の17時までは何時間でもやってOK、それ以外は禁止』のように、メリハリをつける方が守りやすい」とおっしゃっていましたが、本当にその通りだと感じます。
「完全に奪う」のではなく、「遊べる条件や場所をあらかじめ決めておく」ことで、入塾後もゲームや動画のことで不必要なバトルをせずに済んでいます。
8.「一人で抱え込まない」サポート体制の構築
通塾が始まると、送迎のやりくりや下の子の世話など、親のキャパを超えそうになる瞬間がどうしても出てきます。
我が家が今のところパンクせずに済んでいるのは、間違いなく周りの支えがあるから。祖父母のサポートやママ友との助け合いなど、「誰かにヘルプを出せる環境」があることは、メンタル面でも受験を走り抜くための大切な秘訣だと実感しています。
特に助けられているのが、同じ塾に通うママ友の存在です。
・「今日の授業って何時までだっけ?」
・「お迎えが間に合わなくて…一緒に連れて帰ってきてほしい!」
・「(授業時間がズレた時に)塾に行くついでにお弁当届けてほしい!」
・「今度の説明会行く?申し込み始まったよ!」
気兼ねなくお互い様で頼り合える関係があるだけで、精神的な安心感がまったく違います。
「全部一人で完璧にやらなきゃ」と抱え込まず、入塾前から周囲のサポート体制を整えたり、困ったときに頼れる関係を作っておくことは、思っている以上に大きな「準備」になります。
生活・スケジュール調整
9.他の習い事との調整
我が家では、3歳から続けてきた「くもん・ピアノ・スイミング」の3つを、それぞれ目標を設定し、新小学4年生(3年生の2月)までに卒業すると決めていました。
・くもん: 6年生相当の「F教材」を修了する。
・ピアノ: 3年生の発表会を最後にする。
・スイミング: 四種目すべて泳げるようになる。
結局、くもんは「3学年先学習のトロフィー」を目指して4年生直前の3月末まで続けましたが、早めに先生へ相談し、宿題の量などを調整していただきました。
4年生になっても通塾と習い事を並行させてできる子もいますが、我が家は「体力がない&不器用なタイプ」なので、早い段階で「取捨選択」をしたことが、スムーズな塾生活への切り替えに繋がったと感じています。
10.「お出かけ」と「学校見学」は4年生までに!
5年生になった今、宿題の「借金」が怖くて(笑)週末の遠出も勇気がいります。
・旅行:歴史的建造物(我が家はお城)や科学館、博物館など、子どもの世界が広がりそうな場所へ時間のあるうちに行っておくのがおすすめです。
・学校見学: 5・6年生限定のイベントも多いですが、低学年でも参加できる文化祭などは積極的に足を運びました。中学校生活のイメージが湧くと、本人のモチベーションも変わります。
11.最後はやっぱり「体力」と「睡眠」!
5年生になって痛感しているのが、中学受験は体力勝負だということ。 1日体調を崩すだけで、宿題が山積みになり、リカバリーに数週間かかります。しっかり食べて、しっかり寝ることが、最大の受験対策かもしれません。
また、朝型の息子と夜型の娘を見ていて、「適した生活リズムは子どもによって違う」ということにも気づかされました。その子に合ったスケジュールを見極めることが大切だなと感じています。
最後に
以上、我が家の「入塾前の仕込みと反省」を振り返ってみました。
こうして書き出してみると戦略的に見えますが、仕事と家事、宿題に追われて毎日満身創痍です。ギリギリの状態でなんとか生きています(笑)
でも、これまでの取り組みが実を結んでいると感じるとき、「あの時頑張ってよかったな」と救われています。
これからも試行錯誤は続きますが、わが家らしく「ゆるく」伴走していきたいと思います。


